九谷吸坂窯便り

九谷吸坂窯便り
九谷吸坂窯便り 第15回

 日頃、腰痛を抱えているとはいえ、これまで大きな病にかかったことはなかったが、血液検査で数値が高い所があり、年一回定期検査を受けていた。加賀市大聖寺にある加賀市民病院に通っていたが、その病院が廃止になり、加賀市医療センタ […]

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九谷吸坂窯便り 第14回

硲伊之助美術館では館内正面に大皿、右側面のケースには中皿や小皿、向付などが展示されている。大半は色絵付されたもので、来館者は皿立てに置かれた状態などで、ガラス越しに作品を見ることになる。人々はこれらが陶磁器(やきもの)と […]

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夢レディオVol.52 配布中

「夢レディオ編集室 Vol.52」に掲載中の「九谷吸坂窯便り 20」ではP氏ことピアティエンティーニ富美子さんについてです。 夢レディオ編集室は、福井県丹南地域を中心に県内全域で無料配布中のフリーペーパーです。 お近くに […]

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九谷吸坂窯便り 第13回

「九谷吸坂窯」建設、その土地の売買と、登記は何かと見通しがついたが、工房兼住居の建設については、二進も三進もいかなくなり頭を抱えていた。そのような時、小松滞在の折に定宿にしていた旅館の主人に愚痴をこぼしたところ、紹介して […]

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九谷吸坂窯便り 第12回

硲伊之助美術館を訪れた人は時々、「広い地面ですね」とつぶやく。山を削り、工房兼住居を建てるために台地が作られた。谷を必要以上に埋めることはなかったので平らな所は少ない。町中を通る道路や隣りの家から少し離れているのは、制作 […]

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九谷吸坂窯便り 第11回

 加賀市吸坂町に「九谷吸坂窯」をつくる前の話だが、硲伊之助が年数回、東京から小松市に通って長期滞在し、九谷焼制作をやっていた頃、加賀市に住んでいるという、六十才位の小柄な陶工が訪ねてきた。先生が持っていた古備前の茶入を見 […]

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夢レディオVol.51 配布中

今号の「夢レディオ編集室 Vol.51」に掲載中の「九谷吸坂窯便り 19」では、岡山県にある大原美術館との繋がりと、硲伊之助とマティスとの出会いについてです。 夢レディオ編集室は、福井県丹南地域を中心に県内全域で無料配布 […]

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九谷吸坂窯便り 第10回

 硲伊之助美術館を訪れる人には、お茶と吸坂飴を出すようにしている。吸坂飴は吸坂町の特産品で、私がこの地に来た四十余年前には三軒あったが、今は一軒だけが、この飴を製造している。風向きによって、時々その独特な匂いが製造元の方 […]

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九谷吸坂窯便り 第9回

 硲伊之助美術館では、本年度(※)の常設展を開催中(4月20日迄)で、正面ケースの中央には「九谷本窯上絵夏樹立大皿」(1973年作径45・0㎝)が展示されている。この作品の下絵は前年、丹後天橋立に三ヶ月間滞在した折に描か […]

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九谷吸坂窯便り 第8回

 現在(※)、加賀市の石川県九谷焼美術館では「青手古九谷の世界展」が開かれている(平成28年1月31日まで)。これはJR東京駅構内の東京ステーションギャラリーで8月1日〜9月6日に行なわれていたもので、私は「九谷吸坂窯展 […]

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