「マティス 自由なフォルム」開催中

現在、国立新美術館にて「マティス 自由なフォルム」が開催中です。

20世紀最大の巨匠の一人アンリ・マティス(1869-1954)。自然に忠実な色彩から解放された大胆な表現が特徴のフォーヴィスムの中心人物としてパリで頭角を現します。後半生の大半を過ごすこととなるニースではアトリエで様々なモデルやオブジェを精力的に描く一方で、マティスは色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に取り組みます。

本展はフランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料、約150点を紹介するものです。なかでも切り紙絵の代表的作例である《ブルー・ヌードⅣ》が出品されるほか、大作《花と果実》は本展のためにフランスでの修復を経て日本初公開される必見の作品です。

本展ではさらに、マティスが最晩年にその建設に取り組んだ、芸術家人生の集大成ともいえるヴァンスのロザリオ礼拝堂にも着目し、建築から室内装飾、祭服に至るまで、マティスの至高の芸術を紹介いたします。

https://matisse2024.jp/

たんなん 夢レディオ編集室vol.72 配布中

今号の夢レディオ編集室にて掲載中の「九谷吸坂窯便り 40」では、石川県九谷焼美術館にて開催されていた「松山窯」の所感です。

夢レディオ編集室は、福井県丹南地域を中心に県内全域で無料配布中のフリーペーパーです。
お近くにお住まいの方は是非ご覧ください。

令和6年能登半島地震

元旦に発生した石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

南加賀にある当美術館も、美術館の鍵が破損するなどの被害はありましたが、スタッフは全員安否の確認がとれ、展示作品も無事でした。昨日、鍵の修復も完了したため今後は通常どおりの開館を行います。

被災地での相次ぐ余震と厳しくなる天候のなか、救済と復興支援に尽力される方々に深く感謝の意を表するとともに、被災者の皆さまの安全と一日でも早い復興をお祈りいたします。

令和6年1月7日 硲伊之助美術館