松井秀喜さん 国民栄誉賞受賞に寄せて

 「努力できることが才能である」という言葉を心身で受け止め、その言葉を励みに野球界で生きてきたという松井秀喜さん。テレビに映った松井さんの態度や言葉には、いささかのおごり慢心の影さえなく、周りへのさり気ない気づかいを示しながら、自分にやれることだけを精いっぱいやってきただけ。これからもと心はすでに新たな歩みへか。発つ鳥跡をにごさずニューヨークへ飛び去った様子。

 上記冒頭の言葉は1981年、NHKテレビ訪問インタビューで、硲伊之助を師とし、九谷吸坂窯を継いだ海部公子によって紹介されたものです。そのテレビ番組を見た松井秀喜さんのお父さんが、その言葉を書き止め、息子に与えたのだと思います。
 ひたすら素振りなど、練習に打ち込んだ松井選手を支える言葉になったようです。

2013年講演会 講演者決定!

毎年定例の講演会ですが、今年は10月12日(土)となりました。
講師は初代 林家三平の奥様にしてエッセイスト、作家として有名な海老名香葉子さんです。

海老名香葉子さんは戦中、石川県穴水市に疎開していたことがあります。
そのため石川県には親しみを持っていらっしゃるとのことであり、今回の講演会の依頼にも快く快諾をいただきました。

詳細は決まり次第チラシ、ポスター、当サイトにてご報告いたします。
講演会に関するお問い合わせは硲伊之助美術館(TEL:0761-72-0872)または当サイトのお問い合わせフォームにてお問い合わせください。